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歯科医院におけるコロナ感染が起きない理由

①病原体(感染源)の除去:消毒の徹底

歯科医院では、一般家庭で行われるような、菌やウイルスの数を減らす「除菌」ではなく、次亜塩素酸ナトリウムや消毒用アルコールを用いて菌やウイルスを無毒化する「消毒」が徹底されている環境であった。

また、口腔内に使用する器具に対してはオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)などを用いた「滅菌」も徹底されていた。

②感染経路の遮断:標準予防策(スタンダードプリコーション)の徹底

標準予防策(スタンダードプリコーション:すべての患者のすべての湿性生体物質(血液、唾液、体液、分泌物、嘔吐物、排泄物、創傷皮膚、粘膜など)は、感染性があるものとして取り扱わなければならないという考え)を徹底し、普段の診療から常に感染のリスクがあるとして対応してきた。

具体的には、手袋、ゴーグル、フェイスシールドなど、個人防護具の常用がある環境であった。また、教育機関でもある大学病院では、アイソレーションガウン等の着用を行うなど、院内感染対策およびその教育の徹底が行われてきたことも一因として挙げられた。

こうした歯科医療環境を考えるとき、コロナ禍にとって歯のクリーニングは口腔内細菌を除去し、コロナ感染時の重症化を予防する大きな役割メリットがあります。

雪下歯科医院理事長

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